溶剤塗装
溶剤塗装とは・・・
塗料の吹付け作業をする際に品物を吊るして行いますが、そのお品物に微量の電気を流すことで、お品物が塗料を引き付けるため吹付けが難しい入り組んだ部分への塗料密着が可能です。
溶剤塗装は、一般的な塗装方法で、歴史が長く、塗料の樹脂を溶剤で溶かして使用し、これをエアガンや静電塗装機を使って品物に塗布します。近年では、水で薄めて使用する水性塗料が実用化されています。
溶剤塗装の特徴
- 樹脂の種類が多く、用途が多様
- 溶剤塗装は、樹脂の組み合わせにより、用途に応じた塗装が可能です。
- 塗料の納期が短い
- 溶剤塗料は、粉体塗料に比べ、塗料の調色にかかる工程が少ないため、注文してからの納期が短く、作業に早くとりかかることができる。
- 小ロットでも低コスト
- 粉体塗料は、調色時に一定の量の塗料を作らなければならないため、小ロットでは割高になります。
それに比べ、溶剤塗料は、使用量に応じた量のみを作ることができ、コストを低くおさえられます。 - 色替えが簡単
- 溶剤塗料は、塗装ガンやホースを洗浄シンナーで洗浄することで、数秒〜数分で色替えが可能です。
そのため、ラインを止めることなく、効率よく作業できるのです。
したがって、乾燥炉内で過剰に焼きつけることがなくなり、品質も一定になります。